記念すべき「新型コロナ感染防止策」ブログの第一回目は消毒・除菌についてです!
メディアでは色々と消毒・除菌方法が取り上げられてますが、「いったい何が正しいのか?」と悩まれているのではないでしょうか?
少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
消毒・除菌について |
毎日のように”消毒”という言葉を聞きますが、消毒と除菌の違いを知っていますか?
消毒とは?・・・菌やウイルスを無毒化すること
除菌とは?・・・菌やウイルスを減らすこと
現在消毒や除菌の効果をうたう様々な製品が出回っていますが
言葉の意味合いの違いを意識して手段と商品選びが大切になります。

手指のウイルス対策 |
手指の対策は「手洗いが一番!」
手指についたウイルスは洗い流すことが最も重要です!
石鹸・ハンドソープを使用した約30秒間の手洗いが効果的ですが、流水による15秒の手洗いだけでもウイルスを減らすことができます。
濃度の低いアルコールで消毒をするよりも
市販の泡が出る薬用ハンドソープで手を洗ったほうがいいです。
正しい手洗い方法は厚生労働省が案内を出しております。
手洗いの後にさらに消毒をする必要はありません。
手洗いがすぐにできない状況では、アルコール消毒も有効です。
アルコールはウイルスの「膜」を壊すことで無毒化するものです。
濃度70%以上95%以下のエタノールを
プッシュ式のボトルの場合きちんと下までワンプッシュし
消毒液がたれないくらい手のひら・甲の全体が濡れるくらいの量を手にとり
親指を中に入れ、手をグ―にして1分間待ちます。
その後手にすりこみ乾かしていきます。
60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられているので
70%以上のエタノールが入手困難な場合は
60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えありません。
濃度が書かれていない場合は
ボトルに「火気厳禁」と書いてあればアルコール60%以上です。
モノに付着したウイルス対策 |
アルコールで消毒よりもハイターやマイペットが有効
アルコール消毒でも効果はありますが
モノは何を消毒するかによって消毒方法が変わります。
食器や箸などには80℃以上の熱水に10分間さらすとウイルスを死滅することができます。
熱水にさらすことができない大きさのテーブルやドアノブなどには
塩素系漂白剤の主成分である「次亜塩素酸ナトリウム」が有効です。
濃度が0.05%になるように市販の家庭用漂白剤ハイターを薄めて拭くことで
ウイルスを無毒化することができます。
金属製のものに次亜塩素酸ナトリウムを使用すると腐食する可能性があるので注意が必要です
「界面活性剤」や次亜塩素酸水も
テーブルやドアノブなどには市販の家庭用洗剤の主成分である一部有効です。
界面活性剤はウイルスの「膜」を壊すことで無毒化します。
除菌成分が含まれているマイペットは界面活性剤濃度が低いため薄める必要がなく
すぐに使いたい、少量だけ使いたいときに便利です。
除菌をする際に素材によっては直接スプレーをするとシミになることがあるので
ダスターなどの布にスプレーしてから使う必要があります。
「ジョイ」や「ママレモン」などの台所用洗剤の場合、薄めて使用します。
台所用洗剤を薄めた液は作り置きしていると効果がなくなるので
その都度使い切りましょう。
次亜塩素酸水は新型コロナウイルスを破壊し、無毒化するものです。
一定濃度の「次亜塩素酸水」が新型コロナウイルスの感染力を一定程度減弱させることが確認されています。
次亜塩素酸は日光に当たったり、温度の高い環境で保管をすると
すぐに消毒効果がなくなるため早めに使用する必要があります。
衣類に付着したウイルス対策 |
布マスクは家庭用洗剤で洗いましょう!

衣服に付着したウイルスは通常通りの洗濯をすれば除菌効果があります。
ハンドソープと流水でウイルスが流れる手洗いと同じで衣服も洗剤で洗いすすぐことでウイルスを流すことができます。
布マスクも家庭用洗剤で洗濯をすることで除菌できます。
薄めたハイターの中に5分間浸し、流水で十分に洗い流した後、乾燥させることでより消毒されるとしています。
しかし布の種類によっては縮んだり色落ちをすることもあるので注意しましょう。
洗濯ができない衣服の場合は
アルコールスプレーのような除菌スプレーを噴霧することで一定の除菌効果が期待できます。
またこの他にも北里大学独自の研究結果から
「アタックZERO」や「リセッシュ除菌EXプロテクトガード」でも除菌効果が得られたとの発表もありました。
イベントホールを運営するにあたり目的にあった製品を正しい方法で使用し
ウイルスを減らし、感染症予防対策をしていきたいです。